2023.03.10
【プレスリリース】魚は淡水中より海水中でより多くのマイクロプラスチックを飲む
東京大学の井上広滋教授の研究チームは,海水に住むが淡水にも適応できる2種のメダカの稚魚を用いて,マイクロプラスチックの懸濁させた水で飼育。どちらの種でも,海水中の方がより多くのマイクロプラスチック粒子を取り込むことを発見しました。これは海水中の方が水分補給のために,盛んに水を飲むための誤飲と考えられます。そしてこの現象は広く海水魚に共通する現象であることを示唆しています。
雑誌:Scientific Reports, 13, Article number: 3560 (2023)
論文タイトル:Euryhaline fish larvae ingest more microplastic particles in seawater than in freshwater
著者:Hilda Mardiana Pratiwi, Toshiyuki Takagi, Suhaila Rusni, Koji Inoue
詳しくは:
https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/research/news/2023/20230310.html