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Research研究内容
ACT 1. 海洋プラスチックごみ問題に対する科学的知見充実
テーマ3. プラスチックゴミ削減方策に関する社会科学的研究
3-2.プラスチックごみ削減に向けた消費者意識・行動変容の社会実践的研究
プラスチックごみ削減に向けた消費者意識・行動変容の社会実践的研究
消費者のプラスチック製品に対する意識を可視化するツール「京都大学プラ・イド(Plastic Identificationの略)チャート」を考案しました(図3-2-1)。
これは,製品の特徴や消費者の意識に合わせて,再生や削減,再利用などの方策を可視化することができるもので,学生や企業関係者を含めて議論を重ねて作成したことで,現在,さまざまな人たちが広く引用・活用しています。今後は,関係者との対話やモニタリングによりその効果についても研究を進めていきます。
ペットボトル削減に向けたマイボトル利用促進のためのアンケート調査,それをもとにした実証実験を京都大学やリコー等で進め,ウォーターサーバーなどのインフラ整備など,研究調査手法のノウハウを得ることができました。さらに進めて,消費者の意識・行動変容にかかるモデル開発につなげていこうとしています(図3-2-2)。
研究内容
ACT 1. 海洋プラスチックごみの科学的知見の充実
テーマ1. 海洋マイクロプラスチックの実態および挙動の把握
- 1-1. 海面から海底泥まで海洋空間でのマイクロプラスチックの動きを追跡・調査する
- 1-2. マイクロプラスチックの動きを現場データと数値実験モデルによって明らかにする
- 1-3. 日本周辺海域70年間の海洋プラスチックごみ時系列変化:海洋プラスチックごみの歴史的変遷を明らかにする
テーマ 2. 海洋マイクロプラスチックの生体影響評価
- 2-1. 陸域から海域へのマイクロプラスチックの流出過程とMPに起因する化学的物理的生体影響
- 2-2. 食物連鎖の中でのプラスチック関連物質の挙動,遺伝子応答
- 2-3. プラスチックの細胞組織への導入機構と人体影響評価
テーマ 3. プラスチックごみ削減方策に関する社会科学的研究
テーマ 4. 第1フェーズまでの成果
ACT 2. 研究プラットフォームの構築および情報発信